小児科
お子さんが体調を崩された時、医療機関を受診されるのは親御さんにとって大きな負担です。親御さん自身の体調もすぐれないことも少なくありません。当院ではそのような際に、皆さんを同時に診察可能できるように努めさせていただいております。しかしながら1枠のみの予約では十分な診察が困難ですので、可能な限り人数分の予約を確保いただければ幸いです。
小児科単科の医療機関ではないため発達不安に対してなど主要疾患以外のものは対応が難しいですが、急な発熱、嘔吐/下痢、腹痛、気管支喘息、頭痛、慢性下痢、アレルギー症状などの罹患頻度の高いものはぜひご相談ください。特にかかりつけの先生の受診が何らかの都合で診療が難しい時などに受診を検討ください。
*新生児から6ヶ月のお子さんの診察は小児科専門医療機関に受診を推奨いたします。
①発熱、鼻水、咳
お子さんは風邪をひきやすく、また鼻水は安眠を阻害し、長引く咳の原因にもなります。
いわゆる風邪はウイルス性疾患であるため、症状を緩和しお子さんの体力の消耗を減らすことが重要になります。また適正な迅速検査を提案し、症状に合わせたお薬の処方をいたします。安心して経過をみられる様にサポートいたします。
②長引く咳や気管支喘息
風邪後の咳と喘息、こじらせてしまった気管支炎や肺炎の判断は時に難しいものです。消耗する咳の際には喘息や肺炎を含めた下気道感染症を鑑別に入れ、治療をご提案します。
③腹痛・下痢
乳児期はウイルス性胃腸炎が多くなり、学童期からは細菌性胃腸炎が増えてきます。
お子さんは飲水を出来ないことで容易に重症化しますので、注意深い経過評価が必要になります。経口補水などの指導やお薬の調整をさせていただきます。
また思春期頃のお子さんは様々なストレスによっても便通異常が起こり得ます。デリケートな時期ですので生活に支障をきたすことも多いです、是非ご相談ください。
④アレルギー
アレルギー疾患の診断で最も重要なものは問診です。さらに問診で得られた情報に基づいてアレルギー検査(採血)を行うと客観性が増し、アレルギーへの理解と認知が深まります。スギやダニに対するアレルギーであれば根本的治療とされる舌下免疫療法の提案も可能ですので、是非ご相談ください。採血は特にお子さんにとって負担が大きい検査です、当院には負担の少ない指先からの少量血液で検査が行えるアレルギー検査機器もございますので必要に応じてご提案させていただきます。
*アナフィラキシーのリスクが高い方にはエピペンの処方も可能です。
*パッチテストやプリックテストといった皮膚を介しての検査は行っておりません。